そら豆のさやむき体験
2021.06.28
日報子どもプラス保育園では、晴れた日にやすらぎ堤にお散歩に行きます。5月は気候の良い日が多く、たんぽぽやシロツメクサ、クローバーをたくさん見つけました。また、虫好きの園児たちは、小さなアリを目で追い、地面に顔が付くくらい、真剣に見入る様子も見られ、「アリはどこに行くのかな~?穴掘っているよ。アリさんのおうちはここかな?」など楽しい会話が聞こえていました。
“カラスノエンドウをみつけたよ”
「お豆あったよ~!!」カラスノエンドウをみつけました。一瞬で遊びが“お豆採り”になり、「お豆どこ~?」「こっちにあるよ~!」と草の中を歩き探索します。
毎日見ていると、小さかった豆の鞘が大きく膨らんでいくのが分かり、子どもたちは指を器用に使い、豆を開いて小さい豆粒を取り出すことに挑戦しました。数日経つと、鞘は熟して真っ黒になり、豆の変化も実際に見て感じることができました。
毎日ほぼ同じお散歩コースですが、昨日とは違う発見があり、楽しい時間を過ごしています。
“そら豆のさやむき”
6月中旬、2歳児クラスでそら豆のさやむき体験をおこないました。そら豆を職員が割ってみせると、大きな豆が3つ、4つ入っていて、みんながお散歩で見つけた豆よりすごく大きくてビックリしました。
「そら豆さんの寝ていた白いお布団、触ってごらん、どう?」
「ふわふわだね。」
豆の筋を取ってみます。
筋がピーっときれいに取れました。
豆が取りたい一心で、鞘をねじって豆を取り出す子もいました。
お散歩に出かける0.1歳児クラスの園児が、そら豆を見に来ました。すかさず小さい園児に駆け寄り、
「ほら見てー、お豆さん!」
と、そら豆の紹介をしています。
なんとも頼もしい姿です。
そら豆は、給食の先生に塩茹でにしてもらいました。
おやつにでてきたそら豆のお味はいかが?
そら豆の香りを感じ、柔らかくなったそら豆を美味しくいただきました。
自分たちでさやむきをしたそら豆は、よりおいしく感じたことでしょう。
今回のそら豆のさやむき体験は、カラスノエンドウをみて経験していたことにより、園児自らの“やってみたい”という意欲が感じられ、3歳未満児のどこにこんな集中力があるのか?と驚くほど、「全集中!!」で取り組むことができました。
これからも、「できる、できない」に固執することなく、子どもたちの“やってみたい”の気持ちを大切にしていけるよう保育活動をおこなっていきたいと思います。